正月の余暇の過ごし方として山科苑では・・・・

カルタ取りに百人一首、コマにケン玉にと
それぞれの遊びとともに
書き初めや月初めのお勤めに
　　
そして今年は職員の思いつきでお茶会が催された
お茶道具を拝借して
不慣れな手つきでお茶を点てていると
利用者の方々が自らご自分でお茶を点てられる
その手つきには昔のたしなみが感じられ
ほっこりとしたお手前をみんなで楽しく頂戴いたしました
　　

三階フロアの一角に神社が出現
その名は　山科”縁”神社で
利用者のお参り場所となっている
七福神の宝船に鳥居の下には小さな小さなお賽銭箱
壁には利用者、職員の願いを込めた絵馬が飾られ
無病息災、家内安全を願う
　
　　　

２０１３年　元旦
新年明けましておめでとうございます
今年は出勤職員が着物姿とあって、全員が前に整列してのご挨拶
利用者の方もひとり一人２０分かけてマイクを回し
元気のある新年の挨拶を
最後は当苑の最長老のお言葉とご挨拶に
大福茶の乾杯で本年１年が始まりました
施設長自らがそれぞれのテーブルにお屠蘇を振る舞い
利用者からの返杯にと顔を赤らめて
おせち料理にお雑煮にも舌鼓・・・・
　
　　

２０１２年大晦日の夜は
夕食に年越しそばを食べて
３階食堂にてみんなで紅白歌合戦を鑑賞し
そしてカラオケ大会に
飛び入りで利用者のご家族も参加され
昔懐かしの懐メロに唱歌に
この１年の出来事を思い出しながら
食べて飲んで歌って
最後はみんなで一本締めをしての大晦日の夜でした
　　

１２月３０日　
職員の突然のお休みにフロアがちょこっとテンテコマイ
それならとフロアの一角で思いつきの音楽会を開催
声をかけると利用者があっという間に２０人近く
四季折々の歌を
オカリナにコントラバスにバイオリンにと
それぞれの楽器を即興で奏でると
みんなが一緒に楽しく歌いだし
１年分を歌いあかすとあっという間の１時間超えでした

年末を感じさせるお餅つき大会
２階食堂にて「ヨイショ！ヨイショ！」とみんなのかけ声で
私が私がとみんなが餅をつく
利用者の家族も一緒に威勢のいい声が鳴り響く
　　
その後ろでは即席のお餅丸め隊が編成され
利用者のこだわりを教えてもらいながら
鏡餅づくりにみんなで食べるお餅づくりを楽しむ
　　
できあがった鏡餅は正月のブログでどうぞ

近隣の音羽中学吹奏楽部の皆さんと
ことしも楽しく合同のクリスマスパーティ
金管パートに木管パートが分かれて
部員の演奏に
歌ってゲームして罰ゲームをして
２階３階それぞれでパーティを楽しむ
吹奏楽部の皆さんも３年生が引退した後の大きな分岐点となり
成長していく姿を楽しんでいます
　　　

食欲の秋にレジャーの秋
今年も遠足行事を利用者の聞き取りを元に行事委員か企画
第１弾は植物園
利用者のお花への関心は強く
天気も良くそれぞれのお花を堪能し、近くのレストランでもおいしさを堪能
　
第２弾は新しくできた京都市の水族館
皆さんの希望も高く３回に分けてのツアーとなった
優雅に泳ぐお魚に野外のイルカショー
手作りイベントをしていたので
かわいいお魚づくりも楽しまれる
　　　
第３弾は三十三間堂
１００８体の菩薩も圧巻でしたが
成人の日の矢通しで有名な三十三間の渡り廊下も必見でした
利用者自らが入場料からお土産までをご自分の財布でされる姿には
本来の生活の原点を垣間見せられる想いでした
　　

施設恒例の敬老行事
山科苑のご利用者の平均年齢はなんと８９．６歳
米寿の方が若く見える
それ以上に９０才の卒寿に、９９歳の白寿に１００才長寿の方々がその健在ぶり
年齢でなく気持ちの持ちようが大切なんですね
高齢を祝い、コーラスの歌声があり、山科苑からのお祝い品があり、
ご家族を交えてのお祝いの食事会
鯛の岩塩焼きをみんなにとりわけ・・・・・
　　　　

普段これといって特になにもしないでおられる方々にも
「お願い。手伝ってくれる。」とちょっと頼みごとをしてみると
あんな小さな小さなビースの糸通しを
真剣に夢中にしている光景には
人に喜んで貰おうとする実直な気持ちと
その人のできることの新たな一面に出会う喜び