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介護報酬改定説明会
2015年
03月24日介護保険は3年ごとに介護報酬(皆さんがお支払いになる介護保険の利用料算定の根拠となる数字)の改定があることは以前にこのブログでもお伝えしたとおりですが、本年4月がその改定の時期に当たっており、その説明会が3/22.23に京都国際会館にて行われました。この説明会は3年ごとの改定のたびに行われているものですが、写真のとおり、これまでになくものすごい数の人が来ていました。定員1840名の大会議室に入りきらないくらいの人で通路にも人が溢れ、避難所のように地べたに座っているという状態でした。恐らくロート製薬の鳩よりもたくさんの人がいたことでしょう。
話の内容は表題のとおり介護報酬の変更点についてなのですが、介護報酬の単位数については既に出されているので、今回はその算定にあたっての細かい条件や考え方について3時間かけてこってりと説明がありました。中身は大体は予測はついていたのですが、介護保険事業者にとっては手痛いマイナス改定です。また、利用される皆さんにとっても保険料が上がったり、高所得の方は2割負担になったりなどあまり良い話はありません。
今回の説明会に限らず、介護保険の改正に伴う説明会などでは最後の締めの言葉に「高齢化の進展で介護保険料の高騰は避けられない、制度の持続可能性を高めるために、サービスの重点化と効率化が進んでいきますので、それに対応できる戦略を立てましょう」そして「マイナス改定を乗り切るにはしっかり質の高いサービスを提供して、加算を取得しましょう」もしくは「稼働率を上げてマイナス分を埋めましょう」と続きます。でも、そんなにがんばったらまた保険料上るやん。これってトートロジーとちゃうの?と考えてしまい なんだかこの制度の先行きに不安が爆発です。
振り返れば競争原理の働かない措置の時代から介護保険法が施行され、公定価格の決まった「準市場主義」に移行してきた訳ですが、確かに事業者間の競争によりこの20年でサービスの質、量、従業者の質、量ともに向上したことは間違いない事実でしょう。しかし、改定の度に報酬の算定要件は厳しくなり、さらに今回どーんと報酬が下げられ、どの事業所も青息吐息です。特に集客力の低い小規模の事業所は息も絶え絶えといった状態です。過度な新自由主義への傾斜は働く側にも利用する側にも緊張を生みだし、本来の福祉というものの在り様や、もっと言えば介護保険法の成立に寄せられた社会的要請からも年々乖離していっているような気がします。福祉というあまり競争原理の馴染まないものに過度な競争を強いることの違和感を社会全体が感じ始めているのではないでしょうか。この社会の防衛機能をソーシャルプロテクション(社会的防御)というらしいのですが、時代の大きなうねりの中でこのソーシャルプロテクションが高まりつつあるようなそんな気がした介護報酬改定前夜でした。
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運動の時間
2015年
03月23日 -
家族交流会
2015年
03月22日平成27年度の介護保険の改正に伴う説明とご家族同士の交流の機会になればと
久しぶりに家族交流会を行った
18名の方にご参加いただき
まずは介護保険の改正について 適正化と重点化 という一見聞こえの良いように聞こえるが説明していくと軽度の方の切り捨てと利用者や介護施設への負担増の説明になっていく
暗い話の中でひとまず居住費の50円の負担増と要介護2の方でも継続入所できるという説明を終わらせ気分一転で山科苑の1年を写真動画で10分少々流すと会場はいっぺんに和やかな雰囲気に
あんなこと、こんなこともしていたんだねと
改めて施設での出来事がご家族さんに知らせていないことを痛感家族アンケートの結果報告も軽く飛ばして
ご家族さん同士の交流をと
施設利用に至るまでの苦労話にみんなが相槌を打って
司会が不要な次から次へと語り会う
苦労した者同士だからこそ分かり合える世界に同席させていただいた思いでしたまた来たくても都合で来られなかったご家族さんの為にも定期的に行えるようにしたいと思った次第
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ねぎ 観察日記 1
2015年
03月17日 -
趣味の時間
2015年
03月17日 -
ありがとうソーシャルさん ありがとう藤田さん
2015年
03月17日日ノ岡だよりの4月号でもお知らせしたとおり、今まで遊湯さんの2階をお借りしてやっていた筋トレ教室(ふれあい空間遊湯)をこの4月より北花山公会堂にお引越ししてリニューアルオープンいたします。その新たな会場となる北花山公会堂なのですが、何分にも古い建物で段差があり、玄関の上がりかまちも大きくご高齢の方や足の不自由な方には上がっていただき難いつくりになっております。
そこで手すりと踏み台の設置による改修をする必要が出てきた訳ですが、なんとその工事を福祉用具のソーシャルサービスさんが日ノ岡の地域の皆さんのために社会奉仕がしたいと材料費も工賃も取らずに無料でして下さいました。
ありがとう ソーシャルサービスさん。 ありがとう藤田さん。 ありがとうお手伝い頂いた殊勝な大工さん。まさにソーシャル(社会)サービス(奉仕)!! 名は体を表すとはこのことか! Thank you for your help!!
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さくら 一番のり
2015年
03月16日 -
サクラサク
2015年
03月16日 -
認知症フォーラム in きょうと
2015年
03月16日3月15日に「認知症フォーラム in きょうと」が龍谷大学アバンティ響都ホールにて開催されました。
このフォーラムは市民の方に認知症という病気についての理解を広げて、早期受診や専門相談機関に早い段階で繋がってもらうことの重要性や、周りの支えが大事であることなどを知ってもらうことを目的にしたもので、今年度何かとお世話になった京都大学附属病院の武地一先生の講演などが行われました。また、同時に「認知症地域支援推進モデル事業」の採択を受けた取り組みのポスターセッションによる発表も行われ、当センターでも「認知症キャラバンカフェ」を本事業の採択を受けて取り組んでいたことから瑣末ながらポスターを掲示して市民の方にも見てもらいました。
会場は350名の定員いっぱいで市民の方の認知症に対する関心の高さを伺い知ることができました。
開場してからもポツポツと何人かの方が遅れて入ってこられ、その都度京都市の職員さんが空いてる席を探して静かに誘導されていたのですが、途中で会場から「誘導の音がやかましいて話が聞こえへん 静かにしろ もう人入れるな!!」と怒鳴る声がありました。フォーラムのテーマがテーマなだけに「なんだかなー」とちょっと悲しい気持ちになりました。
悲しいついでにもうひとつ。この会場のイスは映画館のイスのように座面が跳ね上がるタイプでイスとイスの間には肘置きがついていたのですが、この肘置きは幅も狭く、肘を乗せると隣の人が肘置きの内側に手を入れていても肩がぶつかってしまうような構造でした。となるとこの肘置きは隣に人が座っている場合、原則進入禁止であるべきで肘置きの上の空間に入ることも領空侵犯だと思うのですが、今回隣に座った人が始終両側とも肘置きを独占していたので、私はずーっと肩をすぼめて話を聞くはめになり、エコノミー症候群で死にそうになりました。
認知症の理解を広げていくということはオルタナティブには互譲の気持ちを社会に広めていくこととも言えるんではないでしょうか。もっといえば民度を高めていくということに繋がっているように思います。逆説的には「認知症の理解の推進」というイシューを手段にして民度を醸成していくことがわれわれの仕事ともいえるんじゃないのかな?などと考えたりしました。う~んなんだか大分筆が滑ってしまって何を書いているかわからなくなってきたので今日はこのへんで。
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桜もち作ってます
2015年
03月14日