秋晴れの中の納骨式
2016年
10月20日
10月20日
身寄りもなく山科で一人暮らしを続けていたご利用者さん
日ノ岡デイサービスの人たちに支えられ、バナナオーレだけで過ごす日もたびたび
でも一人暮らしも限界で説得するようにして山科苑に来られて1年と半年
一つへそを曲げると暴言の連発でその頑固さは誰も寄せ付けず頑固者に
でもそこが愛嬌なのか憎めず、だれからも愛された
その方を施設で最期を看取り、みんなのいる中で夜伽をして、お葬式をして、、、
享年100歳
関わった分だけ純朴な笑顔と思い出が走馬灯のように思い起こされる
その人の人生の最期に付き合い、何ができるかを考え巡らせ
痛みや苦しみから解放されるためのあらゆる手立てを施し
私たちはそこから出会いや喜怒哀楽、「よく生きること」など沢山のこと学ばされた
そして本日、これ以上のない秋日和の晴天の中
小野小町で有名な隋心院で
副住職さんによる納骨供養に立ち会った
副住職さんがおっしゃっていたようにその人のことを思い起こすことが供養になるのだと
その愛嬌のある笑顔と人情味と常に自分の意思を通し切った生き方を
そして、帰りに改めて小野小町の有名な百人一首の句を詠む
花の色は 移りにけりな
いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに