2度目の紀伊田辺旅行
2016年
02月24日
02月24日
1年半前に法要を兼ねて実妹に級友に会いに行った旅行
また行こうと思い立ったが体調不良で延び延びになりようやく実現
前は電車の旅でしたが今回は自家用車での旅
その分自由に行動できて
まずは、和歌山市内で実妹と再会
お互いが言葉をかけ会い懐かしみ
時が過ぎるにつれて心で通じ合うのでしょうか
会話が当時のことを鮮明となって語り合っている
次は紀伊田辺で女学校時代のお友達と再会して
お宿の白浜のホテルへ
ただ、ホテルの玄関に到着して車から出る時に不穏な様子を見せたご利用者
家族も友人もホテルの方も当惑気味
でも付き添ったスタッフは慌てることもなく車の中で30~40分ぐらいかけて
ゆっくりと本人の不穏な気持ちに付き添う
結局は、何がない一言がご本人の不安を誘発したようであったが
それも治まり気分爽快にホテルの中へ
(30分の手間を惜しまない当事者本位のこのやり取りに認知症ケアの極意があるのでしょうね)
お部屋についてからは2時間以上も尽きることなく
友人が持参された学生時代の写真を手にして昔話をされている
そして食事を終えた後も話は続いている
翌日気分一転で白浜周辺をドライブして
もう一つの目的であったお墓参りに向かう
どんなけ歳をとってもお墓の場所は記憶にあるのですね
梅が開花するお寺の境内を散歩して墓地の場所を案内している
そして墓地を探索しているとなんとなんと
日本の博物学者、生物学者(特に菌類学)、民俗学者でもある
あの南方熊楠のお墓があるではないか
思わず合掌
地元の図書館は休館であったが
当時の八百屋さんのおばさんにも会い友人宅にも伺い
私自身は何度かあった不穏状態をご本人のそんな思いに向き合い
とことん付き合って乗り越えた旅はとても印象的でした