野の百合の会 総会と懇親会
2015年
04月28日
04月28日
野の百合の会とは現在のように地域包括ケアや地域福祉が声高に言われるようになるはるか昔の35年前からこの地域の高齢者のために昼食会を続けてきた陵ヶ岡学区のボランティア団体です。
しかし、担い手の高齢化などの事情により活動を継続できなくなり、本年3月末にて惜しまれながらも活動が休止となりました。先日はその最後の総会と懇親会が陵ヶ岡会館にて開催され、当センターもお招き頂いたので行ってまいりました。毎年寄せて頂いているのですが、本当に心のこもった手作りのお料理と大量の酒をご用意して頂き、毎度のことながらへべれけになるまでしこたま飲ませていただきました。
35年前というと、昭和55年ということになりますが、昭和55年といえば、山口百恵が芸能界を引退したり、時の首相の大平正芳が急逝したり、ジョンレノンが撃たれたりした年です。そんな時代に30歳代の主婦の方たちが中心になってこの活動を始められたそうです。今では担い手の方の平均年齢も70歳を超え、「親と過ごした時間よりも長いこと一緒にやってきた」とおっしゃっていたセリフが印象的でした。
「時の流れは妙におかしなもので、血よりも濃いものをつくることがあるね」by B’Z
野の百合の会の活動は平成26年度をもって一旦終了となりますが、会員の皆さんが育んできたこの精神は私たちも及ばずながら継承して次代に受け継いでいきたいと思いました。(けっこう真剣)