認知症フォーラム in きょうと
03月16日
3月15日に「認知症フォーラム in きょうと」が龍谷大学アバンティ響都ホールにて開催されました。
このフォーラムは市民の方に認知症という病気についての理解を広げて、早期受診や専門相談機関に早い段階で繋がってもらうことの重要性や、周りの支えが大事であることなどを知ってもらうことを目的にしたもので、今年度何かとお世話になった京都大学附属病院の武地一先生の講演などが行われました。また、同時に「認知症地域支援推進モデル事業」の採択を受けた取り組みのポスターセッションによる発表も行われ、当センターでも「認知症キャラバンカフェ」を本事業の採択を受けて取り組んでいたことから瑣末ながらポスターを掲示して市民の方にも見てもらいました。
会場は350名の定員いっぱいで市民の方の認知症に対する関心の高さを伺い知ることができました。
開場してからもポツポツと何人かの方が遅れて入ってこられ、その都度京都市の職員さんが空いてる席を探して静かに誘導されていたのですが、途中で会場から「誘導の音がやかましいて話が聞こえへん 静かにしろ もう人入れるな!!」と怒鳴る声がありました。フォーラムのテーマがテーマなだけに「なんだかなー」とちょっと悲しい気持ちになりました。
悲しいついでにもうひとつ。この会場のイスは映画館のイスのように座面が跳ね上がるタイプでイスとイスの間には肘置きがついていたのですが、この肘置きは幅も狭く、肘を乗せると隣の人が肘置きの内側に手を入れていても肩がぶつかってしまうような構造でした。となるとこの肘置きは隣に人が座っている場合、原則進入禁止であるべきで肘置きの上の空間に入ることも領空侵犯だと思うのですが、今回隣に座った人が始終両側とも肘置きを独占していたので、私はずーっと肩をすぼめて話を聞くはめになり、エコノミー症候群で死にそうになりました。
認知症の理解を広げていくということはオルタナティブには互譲の気持ちを社会に広めていくこととも言えるんではないでしょうか。もっといえば民度を高めていくということに繋がっているように思います。逆説的には「認知症の理解の推進」というイシューを手段にして民度を醸成していくことがわれわれの仕事ともいえるんじゃないのかな?などと考えたりしました。う~んなんだか大分筆が滑ってしまって何を書いているかわからなくなってきたので今日はこのへんで。