望郷の今を見たいと想いを馳せて高知まで
06月13日
20代前半まで若かりし頃に生まれ育った高知
今はなき明治レストランの跡地はどうなっているのだろうか~
もう一度行ってみたい、でも脳梗塞でもはや立てず、歩けず
血圧も高めで行きたい気持ちと自分の身体との葛藤の中
でもやっぱり行ってみたい
担当のお医者さんにも相談してOKをもらうが心が決まらず
とりあえずは40年前に行ったという老舗旅館の旧土佐藩主山内家ゆかりの宿「
そして6時間の車とあって車椅子のままではしんどいだろうとマイカーで
そのため、ガラスの腰を皆なに気遣われながら
まずは青山幸広氏直伝のトランスダーをイメージして本人と乗車トレーニング
当日の朝まで行くのか行かないのか定まらなかったが朝早くから準備して「行きます」と
それじゃとロキソニンテープにカロナールを医務から頂き高知までの長いドライブ旅行の出発
途中、淡路島のSAで瀬戸大橋で休憩
その時の写真撮影に本人の方から腕が肩の上に
予想もしていなかったその仕草に少々びっくり
日頃のトレーニングの賜物なのか
ドライブ中は図書館で借りた高知のガイド本を見ながら高知のうんちくを教えてもらったり
若かりし頃のお話を聞かせてもらったり
6時間以上のドライブが苦にならず高知に到着
ミーハーではないですが真っ先にはりやま橋へ向かい
すぐ近くにあったであろう明治レストランの跡地を探索へ
本人の記憶の赴くままに車椅子を押している
そしたら数分もしないうちに「あそこにあった!!」と
今はカメラのキタムラになっていたが、そこに思い出がいっぱい埋まっている
それから地図も見ず、近くの古くからの写真屋を曲り、もう一つのお目当ての大丸高知店へ
そして化粧品店に向かうと資生堂でなく「エスティ ローダー」ヘ
私にはさっぱりだが昔からここで買っていたのだと言って
ネーム入りのリップスティックをゲット
そして帯屋町通の商店街を散歩
途中で高校時代に通っていたという追手門高校の前を通ると懐かしさが倍増
そして旧土佐藩主山内家ゆかりの宿「
翌日は桂浜へ向かうが工事中でドライブ止まり
場所を変えて高知城へ
そしてもう一度ゆっくり見たいと母校の追手門高校へ
城郭風の時計台が昔からあったようで校舎を門の前に立ち止まって無言で眺めている
テニス部に入っていたこと、本当は隣の女子校に行きたかったのだと
そこには若かりし沢山の思い出が走馬灯のように彼女の心の中を流れていたのだろう
その感傷的な光景に静かに立ち会うことの喜びを感じている
そして学生時代に歩いていた通学路を散歩しながら
商店街の大橋通りでここにしかないという絶品のうるめいわしを買う
最後に高知に来たのだから本当においしい「かつおのたたき」を食べようと
ひろめ市場へ立ち寄り生まれて初めて塩で食べる絶品のかつおのたたきを賞味
どこに行っても坂本龍馬のキャラクターがいっぱいの高知
変わり果てた高知にあっても変わらない思い出と懐かしさを噛みしめ
6時間のドライブで帰路に着く
翌日本人より
「疲れたでしょう」と何度も何度も労いの言葉をいただきながら
「また行きたいです」「その時は飛行機で行こう」といつもより笑みを浮かべ、力強い言葉を頂いた
元気になって、次につながる言葉こそが至宝の喜びですね