今年も祇園祭に帰ってきました♪
07月13日
御年99歳のKさんは祇園祭の鉾町に長年住んでおられ、毎年7月の祇園祭は特別な季節です。
去年のこと、祇園祭の話題から「お祭りの時にいっぺん帰りたいんや」という思いを知り、思い切って宵山の日に帰りました。仏光寺にある自宅兼お店は桐箱屋で、Kさんも長年会計事務をしておられたそうです。
今では店舗のみになっていますが、息子さんが継いで商売をされており、去年も店に顔を出し、ご近所にご挨拶をして大喜びされていました。
そして今年…
「祇園祭じゃろ?そら帰るよ!今年はお提灯の上がってる時がええな!」と帰る気満々です。エレベーターの中からもう外靴に履き替えてと流行る気持ちを抑えきれません(笑)
しかし実はこの日は雨予報…出発直前も雨でしたが、行けばなんとかなる!と思い切って出発
到着してまずは自宅にご挨拶、息子さんも出迎えて下さり、Kさんが88歳まで市バスで五条の自宅から仏光寺の店まで通ってこられた話も聞けました。
その後「祇園祭はやっぱり四条通りに出なあかん」と小雨もなんのその、高辻から四条烏丸までシルバーカーでどんどん進まれます。とてもお歳とは思えず、その体力に脱帽です!鉾を見ながら祭り話を伺い、にぎわう京都の町とお祭り気分を堪能しました。
その後、昔なじみのうどん屋さんで夕食、お味もとても美味しかったです。
これだけでもお腹いっぱいといった感じでしたが、最後にまだサプライズが…
帰り際、なんと去年ご挨拶した近所の散髪屋さんの娘さんに偶然再会!
互いに抱き合って喜ばれていました。
「まだ生きてたんやでー」と言われていましたが、「また来年もここで会おう!」と約束しました。
誇らしげに祇園祭の魅力を語るKさんの姿をみて、したいことをしている時は活き活きとされ、また来年も帰ってきたいと感じ入るひと時でした。
by kayo