ワシントン・ナショナルギャラリー展へ
2011年
11月22日
11月22日
洋画を趣味にして、油絵で二期展などにも出品されていたというご利用者
しかし歳と共に老いを感じてしまったのか
当苑に来られた時にはすでに創作意欲もなく、関心すら向けず
でも何気ない言葉の中にまた絵を描いてみたいとの想いが垣間見え
ちょうどその時このワシントン・ナショナルギャラリー展に誘ってみると
印象派やポスト印象派の著名な絵画に興味を引かれ
担当スタッフと一緒にお出かけ
大勢の人の中でもスタッフに「お姉ちゃんは観えてるか?しっかり観ておきや」
とスタッフに気遣って絵の講釈をしている
でもご本人は
フェルメールの絵葉書の見本を見つけ、
同日に行っていたフェルメールの展示で
「これや!!これや!!」と
在りし日の昔を懐かしんでいる
そんな利用者の心の喜びを実感しながら仕事が出来る介護(ケア)の臨床は
やはりいいものですね