オレンジキャラバンカフェ in 当麻寺
01月17日
「オレンジキャラバンカフェ」とはなんだか冗長気味に長い名称ですが、順番に説明しますと、まずオレンジカフェとは認知症の方やそのご家族の方にカフェという空間に来てもらい、一緒にお茶を飲みながら自分の悩みを話してもらい、それを医師や社会福祉士、介護支援専門員などの専門職が受け止めて、必要に応じて専門職に繋げていくという京都では2~3年前から医師などが中心になって実践されている取り組みです。究極的にはこの事業の目的は認知症になっても住みやすい街づくり、地域づくりとているので、あまり対象の方を厳密に区分はせず、認知症に関心のある方ならどなたでもご参加いただいています。
当センターでも山科医師会の協力の元、昨年度から地域の喫茶店をお借りして実践しているのですが、今年度下半期からはこのオレンジカフェを地域に出前していこうという思いの下、通常のオレンジカフェとは別にキャラバン方式で地域を回っていくオレンジカフェを月1回 試験的に実施しています。冗長気味に長い説明になりましたが、これが「オレンジキャラバンカフェ」でございます。
で、今回はこの事業を旧三条通沿いにある当麻寺さんをお借りして実施いたしました。地域の方は総勢21名の方にご参加頂き、ボランティアの皆さんにもたくさんご協力を頂きました。芝桜さんの大正琴の演奏に始まり、座ったままでできるちょこっと体操 そしてみんなで認知症チェックシートをしてその後は仙太郎さんの最中と桜餅を頂きながらの茶話会といたしました。認知症が気になったら、主治医の先生でも、担当地域の包括センターでもお気軽にご相談くださいね。
「早く相談すればそんなに恐れることのない病気が認知症」
「地域で支えていけば結構長く地域で暮らし続けることのできる病気が認知症」
「年をとったらなってもいいかなと思える病気が認知症」
というふうに社会の見方が変わっていくことが本事業の最終目標です。
次回は1月22日(木) 香東園TSUBAKIに戻ってのいつもどおりのオレンジカフェです。参加ご希望の方は当センターまでお電話くださいね。