余暇活動
山科苑では自分らしく過ごしていただきたい、という願いから「その人らしい」生活のサポートをしています。その人らしさとは好みの洋服を着たり、好みの髪型にしたり、長年の趣味であったり、映画や音楽、旅行や日課、好きな人であったりします。人生の最後の最後まで自分の好み、自分らしさをもって生活していただけるようにお手伝いをしたいと思っています。
お食事
山科苑の食事は「ご利用者一人ひとりのこだわりを大切に、食べたい物を食べたい時に一緒に作って食べる」をコンセプトにしています。管理栄養士と連携を取り、アドバイスを受けながら、美味しいものを食べたい時に、好きな人と好きな場所で召し上がって頂いています。嚥下障害などの疾患にも対応しながら、最後まで普通の食事をご自分で召し上がって頂けるよう、必要な方には技術を持った職員が様々な工夫をしながらお手伝いしています。
入浴
自分の力で気持ちよくお風呂に入ることができます。お風呂に入ることは清潔保持だけではなく、一日の疲れはもちろん、嫌なこと、つらいことも洗い流してのんびりする命の洗濯とも呼ばれます。そんなひとときを、好きな時間にゆっくりと楽しんで入って頂き、ほっこりとした時に聞かれるつぶやきを大切にし、日々のケアにつなげたいと思っています。もちろん、いろいろな障碍をお持ちの方にも安心して入っていただけるように、職員は高い入浴支援の技術を身につけて対応しています。
排泄
排泄ケアは一つの作業ではなく「人として尊重され、その人がその人らしく最後まで気持ちよく排泄できる」をコンセプトにしています。「恥ずかしい」「見られたくない」「知られたくない」「我慢を強いられたくない」「リラックスして気持ちよく」そんな当たり前の気持ちに配慮し、介助する側、される側という境界線を越えて、最後まで人として尊重される排泄ケアを目指しています。
排泄委員会では、最後まで人として尊重される気持ちよい排泄ケアを目指す取り組みとして職員向けに研修をおこなっています。下のスライドは職員が手作りで作った研修スライドです。さいごまで「できる」という、みなぎる自信をご利用者にもっていただきたい。悲しい時を減らして、嬉しい時を増やしていきたいと思っています。
※このスライドには著作権があります。ダウンロード・コピーは固く禁じられています。
ご家族・地域連携
山科苑では、定期的に家族交流会を開催し、苑内の様子を知っていただいたり介護方針のプレゼンテーションなどを実施しています。日頃の余暇活動や季節ごとのイベントにもご家族のご協力とご意見は欠かせません。また、定期的な地域交流の場やふれあいスペース絆での居場所づくり、介護セミナーなどを行い、地域の方々や子ども達とのふれあいの機会を設けています。
職員研修
山科苑ではご利用者お一人おひとりがその人らしく、これがしたい、ここに行ってみたい、この人に会いたい・・・など、色々な希望を叶え、安心して生活して頂けますように職員全体で知識や技術を高めるための様々な研修を行っています。先輩・後輩・チームメンバー、もちろん未経験のスタッフも含め、それぞれがやりたいこと、勉強してきたことを、より積極的に伸ばすことができる環境づくりをしています。