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地域包括支援センターって何でも相談を受けてくれるの?
Q
高齢者に関することだけ?地域包括支援センターは介護保険法で規定された相談機関であり、介護保険法は主に65歳以上の方を対象とした制度であることを考えると、やはり高齢者のための機関だといえます。
でも、中には要支援のお父さんと精神障害のお母さんと借金を抱えた知的障害の息子さんがお母さんを虐待しているなんていうお宅もあります。そうなるとどの機関が担当を担うのか、たらい回しになりかねません。
地域包括支援センターではそういうことがないように高齢者に関わる問題とは一見関係がない相談であっても、分野横断的に様々な機関と繋がり援助を進めていきます。そういう意味では高齢者に限らず相談を受け付ける機関とも言えます。 -
介護保険制度のあらましなどを見ると要支援1.2は地域包括支援センターが要介護1~5は居宅介護支援事業所が担当してそれぞれケアプランを立てるとありますが、うちのおじいちゃんは「要支援」なのか「要介護」なのかわかりません。その場合も地域包括支援センターに相談してよいのでしょうか?
Qはい。最初の要介護認定の申請に関わる部分については居宅介護支援事業所に相談してもらっても、地域包括支援センターに相談してもらってもどちらでも大丈夫です。
要介護認定の結果が出るまで申請してから1ヶ月程度かかりますが、そのケースの緊急度やご利用者さんのご意向に沿って認定結果が出る前からサービスの調整をすることもできます。
どこに相談してよいのかわからない場合はとりあえず地域包括支援センターまでご一報ください。 -
最近この地に引っ越してきた一人暮らしの高齢者です。近くに知り合いもなく、一人ではいろいろ不安もあります。担当の民生委員さんが誰かもわからないし、もっとこの地域のことも知りたいし、そういったことも教えてもらえるの?
Q地域包括支援センターではその地域を担当する民生委員さんや老人福祉員さん、また、地域福祉事業を担われている社会福祉協議会さんの窓口など地域のことは概ね把握できています。遠慮なくお問い合わせ下さい。
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介護予防が大事なのはわかるけど、行くといろいろお金もかかるだろうし、それが不安。いくらくらいかかるのかしら?
Q介護予防には対象者が限定される地域介護予防推進センターやヘルスピアが行なう「介護予防プログラム(二次予防)」と特に対象者を限定しておらず誰でも参加できる地域包括支援センターなどが行なう「一次予防事業」とに分かれます。
いずれの事業も大抵は無料です。一部費用負担のあるものもありますが、100~200円程度の実費相当分程度です。
居酒屋に行って飲み物の注文を聞かれて迷っているときに「とりあえずビール」っていうくらいのノリでも大丈夫です。